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最終的に大学教員になるにしても、初期のキャリアの不安定さをなんとかしたい。
さらに多くの人文系研究者にとって再現可能な形で稼ぎたい。

昔は一つのモデルケースは予備校講師だったと思うけど…。

@solonoki たしかに、小森陽一先生は予備校経営時代が一番儲かっていたと、たまに冗談を言ってましたね。

@ohmitakaharu ですよねぇ。似たようなことをおっしゃる先生は何人か見たことがあります。

@solonoki 河合塾なんて文教研という研究機関を作っていたので、教養部廃止の法制度ができたあとの受け入れ先として機能したと思います。

木村敏廣松渉など、定年退職を迎えたひとたちの面倒を見ていましたし。

@solonoki あと、国文学的には、駿台や福武書店は、国語学や中古文学の研究者が多かったですね。

予備校文化のピークは、将来の研究者たちを駆り出して各予備校が、共通一次やセンター試験の回答速報を文部省より先に出す(それで信頼を得る)時代でした。

ノキ

@ohmitakaharu 研究者になるつもりが予備校のほうが稼げるというのでそのまま就職してしまう人もたくさんいたようですね。
やはり教育は国文と相性が良いように思いますが、今やそれではなかなか稼げませんし、どうしたもんかなあと思っています。

@solonoki 大学全入といわれる時代が、たしか2000年から始まるはずで、以後はピークが落ちると当時から言われていました。

やはり若年人口減は、簡単に取り返せないと。

ただ、わたしの同世代くらいで講師になったひとは、ギリギリ1千万円プレーヤーが出たんじゃないかと。同級生がそんな稼ぎだと嘯いてた時期がありました。

@solonoki 古文の講師は、ガチなはなし、国語学か中古文学専攻が強いんですよ。

採点しやすさと、生徒の能力をはかるには、文法が安定していて、解釈がわかれず定説があるのは、中古文学なので。

現代文とは違う文法を学習した成果も、確認しやすいのが、試験項目としての古文というジャンルですし。

@ohmitakaharu やはり専門知を直接活かせるのは教育の場なのですが、いかんせん厳しいですね。
古文の講師についてもおっしゃるとおりかと思います。ぼくは上代なので、正直高校古文は苦手です。お恥ずかしい限りですが…。
むしろ漢文のほうが得意ですね。

@solonoki 中高の教師用の中古文法の参考書があるのですが、それを執筆したのは予備校講師を経てウチの名誉教授になられた方です。

おそらく、講師や教師になるため、ここは押さえないと、というキモが口伝されてたんでないかと。

@ohmitakaharu ありがとうございます。恥ずかしながら知りませんでした。見てみたいと思います。
そういえば、今教員向けの文法書としておすすめされる『古典文法総覧』も、國學院の先生でした。